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蒋介石の銅像の首“切断”政治団体の犯行か

2017年4月23日 7:22

 台湾で初代総統・蒋介石の銅像の首が切り取られている事が分かった。今月14日には、日本人の銅像が同じ被害を受けている。

 22日午前、台北市の公園近くに設置されていた、台湾の初代総統・蒋介石の銅像の頭部が切り取られ、赤いペンキがかけられているのが見つかった。地元メディアによると、現場には小型のノコギリが残されていたという。

 この事件について、台湾の政治団体がフェイスブックで犯行を認める内容の書き込みを行った。台湾では今月、台湾のダム建設に貢献した日本人技師・八田與一氏の銅像が同じ被害に遭っていて、反日的な行動である可能性もある。

 一方で今回、蒋介石の像の頭部を切り取ったという政治団体は、「台湾の友人である八田氏の銅像を切った」などとして、報復であることを強調している。警察は近く、この団体の関係者から詳しく事情を聞くという。