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てるみくらぶ「被害者の会」結成

2017年4月23日 19:37
てるみくらぶ「被害者の会」結成

 格安旅行会社「てるみくらぶ」が経営破綻した問題で、代金を支払った人たちが被害者の会を結成した。

 「てるみくらぶ」を巡っては旅行者の債務が最大9万人、約100億円に上る一方、支払った代金はわずかしか返金されない見通しとなっている。こうした中、23日に都内に旅行代金を支払った人15人が集まり、被害者の会を結成した。

 ハワイ挙式で157万円を支払った被害者「安くないし(旅行に)行けてもいないので、(返金されて)納得できる形に着地するのがいまの解決方法です」

 タイ2泊3日で9万円を支払った被害者「(旅行の)日程も開けていて、楽しみも奪われて残念です。費用分は全額返していただきたいです」

 てるみくらぶは少なくとも3年前から赤字を黒字と見せかけていた可能性があり、山田社長には年間3300万円余りの役員報酬が支払われていた。被害者の会は山田社長に損害賠償を求める民事訴訟を起こすことも視野に対応を検討するという。