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ドルト爆発 株価下落を狙った金銭目的か

2017年4月22日 2:17

 サッカー日本代表の香川真司選手が所属するドイツのドルトムントのバスが爆発に巻き込まれた事件で、捜査当局は21日、ドイツ南西部で28歳の男を拘束した。株価の下落を狙った金銭目的の犯行とみられている。

 殺人未遂などの容疑で拘束されたのは、ロシアとドイツの二重国籍の28歳の男。男は事件当日、ドルトムントの選手も宿泊していた爆発現場近くのホテルに泊まっていた。

 また、男はドルトムントの運営会社の株価が下落するともうかる仕組みの金融商品を、事件当日に購入していて、捜査当局は、爆発により選手にケガをさせることで、株価を下落させることを狙った金銭目的の犯行とみている。

 この事件では、現場からイスラム過激派の関与をうかがわせる文書が見つかっているが、捜査当局は、男が捜査をかく乱する目的で残したものとみている。