民進党の岸本衆議院議員ら若手有志が２０日、国会内で野田幹事長と面会し、党改革をめぐり意見交換した。

　岸本議員らは今月はじめ、野田幹事長に対して８項目の党改革提言書を提出していた。その中では、所属議員が党の決定に必ず従う風土をつくることなどを掲げた。

　また、安倍政権に対する批判が、旧民主党政権の失敗と比較されブーメランのように返ってくることを避けるために、「ブーメランが予想される発言については、旧民主党出身ではない議員に担当させる」としている。

　このほか、「蓮舫代表の料理教室など、キャラクターに合わせた（有権者との）コミュニケーションプラン」を打ち出していくことも盛り込んだ。

　野田幹事長は、「できることからやっていく」などと応じたということだが、改革案をめぐっては党幹部から、「これで支持率が上向くのか疑問だ」などと冷ややかな見方も出ている。