森友学園系列の保育園の保育士が不足している問題で、大阪市は、園側から十分な説明がなかったことを明らかにした。

　大阪市は２０日午後８時から会見を開き、籠池諄子氏らの聞き取り調査の結果について説明した。市によると、諄子氏から保育園を継続したいという意向は示されたものの、保育士の確保について具体的な説明はなかったうえ、最低６人の保育士が必要なことを諄子氏は認識していなかったという。

　また、職員の雇用契約書など９種類の書類の提出を求めていたが、実際には３種類しか提出されなかった。

　大阪市は、早急に保育士を確保するよう指導するとともに、今月２５日に、市主催で保護者説明会を開催することを諄子氏らに伝えたという。