１９日のアメリカ・ニューヨーク株式市場ダウ平均株価は、原油先物価格の下落や大手企業の決算が市場予想を下回ったことを受けて、１２０ドル近く値を下げた。

　１９日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価の終値は前日比１１８ドル７９セント安の２万０４０４ドル４９セントで取引を終えた。一方、ハイテク株が中心のナスダック総合指数は１３．５６ポイント上げて５８６３．０３だった。

　この日は、発表した決算が市場予想を下回り低調だったＩＢＭが売られ、ダウ平均を６０ドル近く大きく押し下げた。さらに原油先物価格が１バレルあたり２ドル近く下落したことで、シェブロンなどエネルギー関連株にも軒並み売りが入っている。一方、半導体関連株などには買いが入り、ナスダックは反発した。

　市場関係者は「今週はベライゾンやＧＥ、来週にはマイクロソフトといった主要企業の決算が続くため、しばらくはこうした決算の内容に株価が左右されるのではないか」と話している。