米原子力空母 朝鮮半島と反対のインド洋へ
アメリカのトランプ政権は先週、原子力空母が朝鮮半島の近海に向かっていると説明していたが、その当時、空母は朝鮮半島とは反対の方向に進んでいたとアメリカメディアが報じた。
ホワイトハウスは先週、原子力空母「カール・ビンソン」が朝鮮半島の近海に向かっているとして、北朝鮮への「大きな抑止力になる」と説明していた。しかし、ニューヨークタイムズによると、先週の時点で「カール・ビンソン」は、予定されていた軍事演習のため朝鮮半島とは反対のインド洋に向かっていたという。
また、アメリカ海軍は写真を公開し、15日にはインドネシアの海峡を航行していたとしている。ニューヨークタイムズは、当局者の話として、国防総省は朝鮮半島の緊張が高まっていたこともあり、ホワイトハウスの誤った説明を訂正しなかったと伝えている。
「カール・ビンソン」は現在、朝鮮半島に向かって北上していて、ニューヨークタイムズは来週にも到着する予定だとしている。