南スーダンのＰＫＯ（＝国連平和維持活動）から撤収する陸上自衛隊の第一陣が帰国した。

　帰国したのは青森市の第９師団を中心とする１１次隊の第一陣７０人で、１９日昼前、青森空港に到着した。１１次隊は去年１１月に派遣され、道路補修などの活動を行ってきた。また、安全保障関連法に基づく『駆けつけ警護』などの新しい任務が与えられていた。

　青森駐屯地では１９日、家族や同僚が花道をつくって隊員たちを出迎えた。

　隊員の妻「無事帰ってきてくれたのでそれだけでうれしいです。『お疲れさま』と言ってあげたいです」

　隊員の父「毎日心配していましたね。とりあえず『ご苦労さま』ということで」

　南スーダン派遣施設隊・石井究３等陸佐「第１派全員が無事に今こうして帰国することができてほっとしています。しっかりと任務を遂行してこられたと思っています」

　政府は先月、「活動に一定の区切りがついた」として南スーダンからの部隊の撤収を決めた。来月６日には第二陣１１０人が帰国し、来月末までに全員帰国する予定。