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北朝鮮は行儀よく振る舞わねば…トランプ氏

2017年4月18日 7:05

 アメリカのトランプ大統領は17日、ミサイル発射を繰り返すなど緊張を高めている北朝鮮について「行儀よく振る舞わなければいけない」と述べ、けん制した。

 ホワイトハウスでは17日、毎年恒例のキリスト教の復活祭「イースター」のイベントが行われた。この場で、トランプ大統領は記者から北朝鮮へのコメントを求められ、「行儀よく振る舞わなければいけない」と、けん制した。

 国務省の高官は「北朝鮮への圧力を最大限にしていく」と述べる一方、「金正恩政権の転覆は求めていない」と述べた。トランプ政権としては政権転覆の意図がないことを強調することで核開発などを断念するよう迫った形。

 これに対し、北朝鮮のキム国連次席大使が17日、国連で会見し圧力を強めるアメリカに強く反発した。

 キム国連次席大使「アメリカが軍事行動にでれば北朝鮮はいかなる形の戦争にも対抗する用意はある」

 また、アメリカのシリア攻撃についても「『平和』を主張しながら主権国家をためらいなく脅かしている」と強く批判した。一方で、新たなミサイル発射や核実験については「指導部が必要と判断すれば行う」と述べた。