韓国の朴槿恵前大統領が罷免されたことに伴って、来月９日に行われる大統領選の選挙戦がスタートした。支持率トップの文在寅候補（最大野党「共に民主党」）は、朴槿恵前大統領の出身地・大邱で社会の対立を解消する姿勢をアピールした。

　文候補「（社会の）分裂を終わらせてください！」

　一方、文候補を追う安哲秀候補（中道系「国民の党」）は、ソウル中心部で第一声をあげ、公正な社会づくりを目指す考えを強調した。

　安候補「実力がコネに勝つ国をつくる」

　一方、韓国の検察は１７日、朴前大統領を収賄罪などで起訴した。検察は新たに、ロッテグループからも朴被告への賄賂があったと認定し、サムスングループからと合わせ、朴被告が受け取った賄賂は、４８億円に上ると指摘した。