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米食肉業界会長“牛肉”関税見直す必要示す

2017年4月18日 15:56

 アメリカの食肉業界の団体が18日、東京都内で会見し、現在のアメリカ産牛肉などの関税について見直す必要があるとの考えを示した。

 アメリカの食肉の業界団体「米国食肉輸出連合会」のセング会長は18日、都内で記者会見を開き、現在、牛肉にかけられている38.5%の関税について「主要な市場の中で一番高い」と指摘した。その上で今後、牛肉や豚肉などの関税について見直す必要があるとの考えを示した。

 またセング会長は、アメリカがTPPを脱退したことについて触れ「TPPにアメリカが加わってないことを残念に思うが、今後2国間の貿易協定に努力と時間をそそいでほしい」と述べ、可能な限り早く日米の2国間で貿易協定を締結する必要があると指摘した。

 また18日に行われる日米の経済対話については、2国間の貿易協定が議題にのぼることを期待した上で協議をすすめるための期限の設定が重要だとしている。