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米・ペンス副大統領 韓国・黄首相と会談

2017年4月17日 16:55

 北朝鮮が弾道ミサイルの発射など挑発行為をする中、韓国を訪れているアメリカのペンス副大統領は、北朝鮮との軍事境界線地帯を視察し、場合によっては武力行使も辞さない考えを示した。

 アメリカのペンス副大統領は、17日午前、北朝鮮との軍事境界線に接する非武装地帯を訪れ、兵士を激励した。16日の北朝鮮のミサイル発射は、ペンス副大統領の韓国訪問のタイミングにあわせたとの見方もある中、北朝鮮の非核化実現のため、場合によっては武力行使も辞さない考えを改めて示した。

 ペンス副大統領「交渉を通じた平和的方法もあるが、テーブルの上には全ての選択肢がある」

 また、オバマ政権の対北朝鮮政策である「戦略的忍耐」の時代は終わったと宣言し、挑発行為を続ける北朝鮮を強くけん制した。さらに、ペンス副大統領は、トランプ大統領が中国に「並外れた手段」によって北朝鮮に圧力をかけることを望んでいると、中国への影響力の行使を求めた。

 その後、ペンス副大統領は、韓国の大統領代行黄教安首相と会談。会談後の共同会見で黄首相は、核の脅威を防ぐため北朝鮮への制裁を強化することに合意したと明らかにした。