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米高官「核実験だったら別の対応とってた」

2017年4月17日 1:49

 北朝鮮が16日、発射に失敗したミサイルについて、アメリカの政府高官は中距離弾道ミサイルとの認識を示し、「予期していたことで特に対応は必要ない」と述べた。

 アメリカ政府は、北朝鮮が16日朝に発射に失敗したミサイルについて、アメリカ本土を射程に置くICBM(=大陸間弾道ミサイル)ではなく、中距離弾道ミサイルとの分析を示した。

 休暇中のトランプ大統領は、ミサイル発射失敗の報告を受けたとのことだが、反応は出していない。

 アメリカ政府の高官は、「発射は予期していた。特に対応は必要ない」とする一方、「核実験が行われていたら別の対応をとっていた」と北朝鮮をけん制した。

 また、北朝鮮国内では、発射の失敗について報じられておらず、NNNの取材に市民は次のように答えた。

 市民「(Q:ミサイル発射失敗を知っている?)いつそんなニュースがあったの、聞いてないよ」「私たちは発射したら必ず成功する。失敗したことはない!」

 アメリカのペンス副大統領は、北朝鮮問題などを話し合うため、16日午後、韓国に到着。ミサイル発射は、このタイミングにあわせた可能性もある。

 ペンス副大統領は17日、韓国の黄教安首相と会談し、18日には日本を訪れる予定。

 北朝鮮は、今月25日にも軍の創立記念日という節目を迎えるため、当面、緊張状態が続くとみられる。