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自動車爆弾が爆発、40人以上死亡 シリア

2017年4月16日 8:26

 内戦が続くシリア北部のアレッポ郊外で15日、自動車爆弾が爆発し、少なくとも43人が死亡した。

 イギリスに拠点を置く「シリア人権監視団」によると、アレッポ郊外で15日、反体制派に包囲されていた市民らをアサド政権側の支配地域に移送するバスの車列近くで自動車爆弾が爆発した。この爆発で少なくとも43人が死亡したという。救助にあたっている市民団体「シリア民間防衛隊」は、100人以上が死亡したと伝えている。

 政権側と反体制派が包囲する地域にはそれぞれ身動きのできない市民らがいて、双方は、市民らを脱出させることで合意していたが、その実施が難航している。爆発は自爆テロとみられているが、今のところ犯行声明は出ていない。