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中国国際航空、北京~平壌の運航一時停止か

2017年4月15日 2:32

 朝鮮半島の緊張が高まる中、中国の王毅外相は14日、「戦争を起こしたら歴史的な責任と代償を払わないといけない」と述べ、アメリカと北朝鮮に自制を求めた。

 王毅外相は14日、中国・北京で会見し、「武力が問題の解決にならないということは、歴史が繰り返し証明している」と話した。その上で、「誰であろうと朝鮮半島で戦争を起こしたら、歴史的な責任と代償を払わないといけない」と述べ、北朝鮮とアメリカ双方に自制を求めた。

 さらに「対話であれば公式でも非公式でも、2か国でも、3か国でも、4か国でも、中国はすべて支持する」と、対話による解決の必要性を改めて強調している。

 一方、中国国営の中央テレビは、中国国際航空が今月17日から北京・平壌間の運航の一時停止を決めたと伝えた。中国から北朝鮮への航空便は北朝鮮国営の高麗航空だけとなり、両国間の人的往来が減ることになる。

 アメリカは中国に対して北朝鮮への圧力強化を求めていたが、今回の運航停止はその一環の可能性がある。