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中国の王毅外相、米・朝双方に自制求める

2017年4月15日 2:31

 北朝鮮による挑発が警戒される中、北朝鮮の外務次官が核実験の準備ができていることを実質的に認めた。

 北朝鮮外務省の韓成烈次官は「最高指導部が決めた時刻、場所で核実験が行われるだろう」と述べた上で、「トランプ政権はこれまでのアメリカの政権より北朝鮮に対し好戦的だ」と批判した。また北朝鮮外務省の談話では、「アメリカが少しでも動けば戦争の味を見せてやる」と威嚇している。

 緊張が高まる中、中国の王毅外相は14日、「誰であろうと朝鮮半島で戦争を起こしたら、歴史的な責任と代償を払わなければならない」と述べ、北朝鮮とアメリカ双方に自制を求めた。さらに、「対話であれば公式でも非公式でも、2か国でも、3か国でも、4か国でも、中国はすべて支持する」と、対話による解決の必要性を改めて強調している。