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ドルト爆発事件 拘束の男逮捕の方針固める

2017年4月13日 21:51

 サッカー日本代表の香川真司選手が所属するドイツのプロチーム・ドルトムントを狙った爆発で、捜査当局は事件に関与した疑いで拘束していた男を過激派組織「イスラム国」に加担した容疑で逮捕する方針を固めた。

 ドイツの検察当局は13日、拘束していたイラク国籍の26歳の男について「イスラム国」に加担した容疑で逮捕状を請求した。男は3年前にイラクで「イスラム国」に関与し、殺人や拉致などを行う10人ほどのグループで指示役をしていたとみられている。

 検察当局によると男は去年、トルコを経由してドイツに入国し、その後も「イスラム国」のメンバーと連絡をとっていたということだが、この男が今回の爆発に関与した証拠はまだ見つかっていないという。

 一方、地元紙の「シュピーゲル」は男が事件の数日前に何者かから、爆発物ができ上がったという内容の電話を受けていたと伝えていて、今後、男の事件への関与が追及されるとみられる。