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米、中国を「為替操作国」に認定しない考え

2017年4月13日 13:14

 アメリカのトランプ大統領は12日、中国との首脳会談後、初めて会見し、北朝鮮を巡る対応で中国が一生懸命、取り組もうとしていると評価した。

 トランプ大統領は先週、会談した中国の習近平国家主席について、北朝鮮への対応でアメリカに協力したいようだった、として「良い印象をもった」と述べた。

 トランプ大統領「北朝鮮は非常に大きな問題だ。中国は(北朝鮮対応に)一生懸命取り組もうとしているし、すでに始めている」

 トランプ大統領は、中国が北朝鮮からの石炭輸入を停止していることを挙げ、「大きな一歩だ」と評価した上で、中国には他の手段もあるとしてさらなる圧力も求めた。

 またトランプ大統領は、ウォールストリートジャーナル紙のインタビューで、北朝鮮への対応を優先するため、中国を「為替操作国」に認定しない考えを示した。「為替操作国」の認定はトランプ大統領の公約だったが、中国が北朝鮮への圧力を強める見返りに譲歩したものとみられる。