国会では与野党の対立で共謀罪の趣旨を盛り込んだ「組織犯罪処罰法改正案」の審議日程がずれ込む可能性が出ていたが、自民党と民進党は当初の予定通り１４日の委員会で審議に入ることを確認した。

　国会では１２日、介護保険法改正案の委員会採決が野党との合意がないまま行われたことに野党側が反発して１３日の国会審議を一部拒否した。このため、焦点となっていた組織犯罪処罰法改正案の審議もずれ込む可能性が出ていた。こうした中、自民・民進両党は１３日、断続的に協議を続け、１４日、介護保険法改正案を採決した委員会で野党側の質疑を追加することで合意した。

　これを受けて組織犯罪処罰法改正案については１４日に予定通り委員会で審議入りすることでも合意した。