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米マティス国防長官 シリア攻撃を語る

2017年4月12日 15:14

 アメリカのマティス国防長官は11日、シリアへの攻撃後初めて会見し、アサド政権に再び化学兵器を使用させないために攻撃に踏み切ったと説明した。

 マティス国防長官は、アサド政権が化学兵器による攻撃を行ったことに疑いはないとして、アメリカ軍が攻撃に踏み切った理由を説明した。

 マティス国防長官「我々は政権に同じ事(化学兵器攻撃)をさせないために計画的な軍事攻撃が最善だと決定した。アメリカはおとなしく傍観することはしない」

 その上で、マティス長官は、アメリカのシリア政策は、過激派組織「イスラム国」の打倒が最優先であることにかわりはないと強調し、シリアの内戦に積極的に介入する方針がない考えを示した。

 一方、ホワイトハウスの高官は、アサド政権が使用したのは猛毒の神経ガスであるサリンであると断定したと明らかにした。トランプ政権の高官として初めてロシアを訪問しているティラーソン国務長官は12日、ラブロフ外相と会談し、シリアの後ろ盾となっているロシアのシリアへの関与を見直すよう迫る考え。