シリア内戦攻撃「サリン使用」断定~トルコ
内戦が続くシリアで、アサド政権が化学兵器を使用した疑惑について、トルコ政府は11日、猛毒のサリンが使われたと断定した。
シリア北西部のイドリブ県で今月4日に行われた攻撃では、アサド政権軍が化学兵器を使用した疑いが指摘されている。複数の被害者はシリアの隣国トルコの病院に運ばれていたが、アクダー保健相は11日、被害者の尿などを検査した結果として、「サリンガスが使用されたことを確認した」と明らかにした。
化学兵器を使った攻撃については、アサド政権や、それを支援するロシアは関与を否定しているが、アメリカのトランプ政権はアサド政権によるものと断定し、対抗措置としてシリア国内への軍事攻撃に踏み切った。