格安旅行会社「てるみくらぶ」の経営破綻により内定を取り消された人たちを支援するため、８日、旅行会社など４０社が集まり、就職面接会を開いた。

　「てるみくらぶ」には、今月、５８人が入社する予定だったが、先月２７日に経営破綻したため、全員、内定が取り消された。

　この事態をうけて８日、都内では「日本旅行」やＪＴＢのグループ会社など、旅行会社を中心に４０社が合同の就職面接会を開き、内定取り消しとなった３５人が参加した。面接は１人約１５分ずつ行われ、参加者たちは、真剣な表情で自己アピールなどを行っていた。

　参加した学生「東京に来た日に（破綻の）ニュースを知ったので、一刻も早くという感じです」「大学の同級生が働いているのをみていたら残念な気持ちなのですが、新しい気持ちで頑張ろうと」

　主催した日本旅行業協会の担当者は、「旅行業界を志してくれた内定者たちの夢をかなえたい」と話している。