ロシアのサンクトペテルブルクで起きた地下鉄テロ事件で、捜査当局は６日、共犯の疑いで男女８人を新たに拘束した。事件は、組織的な犯行の疑いが強まっている。

　事件があったサンクトペテルブルクでは６日、追悼集会が開かれ、市長らが参加し、テロとの戦いを呼びかけた。

　こうした中、捜査当局は６日、実行犯とされるキルギス出身のジャリロフ容疑者と同じく、中央アジア出身などの男女８人を、容疑者として、サンクトペテルブルクとモスクワで拘束したと発表した。

　捜査当局によると、共犯者とされる人物が住んでいた部屋からは、事件に使われたものに似た爆発物など、重要な証拠が見つかったという。

　また、国営テレビは、ジャリロフ容疑者が運んでいた爆発物を、何者かが遠隔操作で爆破した可能性も指摘していて、事件は組織的な犯行の疑いが強まっている。