×

「タラバガニ」例年比6割増…その原因は?

2017年4月7日 20:01
「タラバガニ」例年比6割増…その原因は?

 北海道のえりも沖ではカレイの漁が最盛期を迎えているが、その網に、ある生き物がたくさんかかっている。

 えりも漁港では、カレイの刺し網漁が最盛期を迎えている。その網には大きな「タラバガニ」がまぎれているという。

 北海道では、根室やオホーツクで取れる「タラバガニ」。地元の漁協や仲買人によると、この時期、タラバガニが取れることはあるが、今年は、先月末ぐらいからカレイ刺し網漁にかかり始め、例年よりも6割多くタラバガニが取れているという。

 タラバガニの飼育技術などを研究している専門家は、海水温の変化が影響したのではないかとみている。

 タラバガニが取れた影響のひとつなのか、釧路では9年ぶりに肉眼で陸から沖の流氷を観測し、今月初めには海岸にまで流氷が押し寄せた。このため、太平洋側の海水温が下がったとみられている。

 海水温の影響は、今後も様々な漁獲にも少なからず影響がみられるかもしれない。