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露爆破容疑者 職を転々、過激派に自ら志願

2017年4月5日 12:32

 ロシア・サンクトペテルブルクの地下鉄爆破事件で容疑者の男は自動車修理工やすし職人など職を転々とする一方で、イスラム過激派組織に自ら志願して加わったと現地メディアなどが伝えている。

 ロシア当局は地下鉄爆破事件の実行犯をアクバルジョン・ジャリロフ容疑者(22)だと発表した。車内でジャリロフ容疑者の遺体が見つかったことから、自爆テロだとみられている。

 ジャリロフ容疑者は中央アジア・キルギスの出身でロイター通信はサンクトペテルブルクに来て1年ほど、すし店でシェフとして働いていたと伝えている。またインタファクス通信によると自動車修理工の仕事をしていたこともあるという。

 一方でインタファクス通信はジャリロフ容疑者がことし2月にキルギスに里帰りした際に、イスラム過激派組織に自ら志願して加わり、「キルギスに行き、帰ってきた時、全く人が変わっていた」との関係者の証言を伝えている。