韓国の朴槿恵前大統領の罷免に伴い、来月行われる大統領選挙に向け、中道の「国民の党」が４日夜、公認候補を選出し、各党の候補者が出そろった。

　「国民の党」は４日の予備選挙で、安哲秀前共同代表を大統領選挙の公認候補に選出した。これで各政党から合わせて５人の候補者が出そろった。

　来月９日の投開票に向けて各候補の活動がさらに本格化するが、最大野党「共に民主党」の文在寅候補が支持率１位を維持していて最有力。いずれの候補も日本と韓国の慰安婦問題をめぐる合意を批判し、再交渉か破棄を求めていて、どの候補が勝利しても合意の履行になんらかの影響が及ぶことは避けられないものとみられる。