×

露爆破 中央アジア出身の男が自爆テロか

2017年4月4日 10:38

 ロシア第2の都市、サンクトペテルブルクの地下鉄で11人が死亡し、45人がケガをした爆破事件で、ロシアメディアは中央アジア出身の男による自爆テロの可能性を伝えている。

 この事件は3日午後、中心部のセンナヤ広場駅を出た直後の地下鉄で爆発が起きたもので、国家対テロ委員会は、11人が死亡し、45人がケガをしたと発表した。犯行には手製の爆発物が使われたとみられている。

 一方、別の地下鉄の駅でも爆発物が見つかったが、安全に処理された。この爆発物も手製のもので、中には殺傷力を高める金属片が入っていたという。治安当局は、同じ容疑者が仕掛けた可能性もあるとみて調べている。

 事件当時、プーチン大統領はサンクトペテルブルクにいて、発生直後はベラルーシの大統領と会談中だった。

 プーチン大統領「治安機関、特務機関が捜査しており、原因を究明し、全容解明に向けて全力を尽くしている」

 インタファクス通信は、治安当局筋の話として、自爆テロの可能性があるとした上で、容疑者は、中央アジア出身の23歳の男で、イスラム過激派との関連があるとしている。治安当局は、かねてより、中央アジアの過激派がロシア国内でテロを実行するのを強く警戒しているところだった。