×

露爆発、容疑者2人追う 自爆テロ可能性も

2017年4月4日 6:28

 ロシア第2の都市、サンクトペテルブルクの地下鉄で3日、列車が爆発し、11人が死亡、45人がケガをした。テロとみられている。サンクトペテルブルクから横内郁麿記者が中継。

 爆発した車両が到着した地下鉄の「技術大学」駅。地下鉄の車両はひとつ前の駅を出た直後に爆発し、この駅に到着した。現在も警察などが駅を封鎖している。こちらでは午前0時を回っているが、市民が次々と花を手向けに来ている。

 3日午後、「センナヤ広場」駅を出発した直後の車両が爆発した。インタファクス通信によると、11人が死亡し、45人がケガをしたという。

 ケガをした人「強い光が見えて倒れました。ドアが(衝撃で)裏返しになっていました。それ以降は覚えていません。窓から脱出しました」

 手製の爆発物が爆発したものとみられていて、別の地下鉄の駅でも爆発物が見つかったが、安全に処理されたという。プーチン大統領は事件当時、サンクトペテルブルクに滞在していて、原因究明に向けて全力を尽くしていると述べた。

 地元メディアによると防犯カメラに車両に不審な手荷物を放置する人物が映っているということで、ロシア当局はテロとみて不審物を置いた容疑者2人の行方を追っている。またインタファクス通信は当局者の発言として自爆テロの可能性があると伝えている。