ロシア第２の都市・サンクトペテルブルクの地下鉄で３日、列車が爆発し、１０人が死亡した。テロとみられている。

　ロシアメディアによると、３日午後２時半ごろ、サンクトペテルブルクの中心部にある地下鉄の「センナヤ広場」駅で、出発直後の地下鉄の車両が爆発した。ロシアの保健相によると、１０人が死亡し、３７人がケガをして病院で手当てを受けているという。

　これまでのところ、爆発の詳しい状況はわかっていないが、タス通信は、手製の爆発物が爆発した可能性があると伝えている。また、サンクトペテルブルクの別の地下鉄の駅でも手製の爆発物が見つかったが、安全に処理されたという。

　サンクトペテルブルクにはこの日、プーチン大統領がジャーナリストとの対話集会に出席するために滞在していた。

　地元メディアによると、防犯カメラには車両内に不審な手荷物を放置する人物が映っていて、ロシア当局はテロとみて捜査を始めた。

　在サンクトペテルブルク日本総領事館が、日本人が巻き込まれていないか確認を急いでいる。