重要文化財「旧崇元寺」石門でも“油”シミ
世界遺産の首里城の門などに油のようなものがかけられているのが見つかった沖縄県那覇市で、国の重要文化財に指定されている旧崇元寺の石門でも、油のようなシミが見つかっていたことがわかった。
那覇市文化財課などによると、3日、市内にある旧崇元寺の石門で、5か所ある入り口の木製の扉すべてに油のようなシミがついているのが見つかった。シミはいずれも高さ1.5メートルぐらいの位置にあり、黒っぽい油のような液体で10センチほどの十字をかいたように見える。
同じ那覇市内にある首里城の守礼門などで3日、油のようなものがまかれた跡が見つかったため、職員が文化財を巡回したところシミを見つけたという。警察は器物損壊などの疑いもあるとみて首里城の被害との関連も含め調べている。