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エクアドル大統領選 反米候補が勝利宣言

2017年4月3日 14:23

 南米・エクアドルで2日、大統領選挙の決選投票が行われ、現職大統領の後継で、反米左派の候補が勝利宣言した。

 エクアドルの選挙管理委員会によると、現職のコレア大統領の後継候補で反米左派のモレノ前副大統領が開票率95%時点で51.1%と、元銀行頭取で右派のラソ氏の48.9%に2ポイント差でリードしている。地元メディアはモレノ氏の勝利は確実と伝えていて、モレノ氏も勝利を宣言した。

 一方、ラソ氏は選挙に不正があったとして敗北を認めず、開票作業のやり直しを求めている。

 エクアドルは、内部告発サイト「ウィキリークス」の創設者で、性的暴行の容疑がかけられているアサンジ容疑者をイギリスのエクアドル大使館で5年近く保護している。

 今回の選挙戦では、ラソ氏が大使館からの立ち退きを求めていたことから、政権交代となれば、アサンジ容疑者の処遇が変わる可能性があると注目されていた。