官公庁の多くで新年度の業務が始まり、福島県飯舘村では３日、震災後初めて村内で辞令交付式が行われた。

　飯舘村は先月３１日に村の大部分で原発事故の避難指示が解除された。震災後初めて村内で行う辞令交付式では、菅野典雄村長が「柔軟な思考で復興に取り組みましょう」と訓示し、新たに採用した３人の職員らに辞令を手渡した。

　新採用職員・赤石澤愛さん（飯舘村出身）「村民、一人一人の生活や声に耳を傾けて、一緒に向き合って考えていきたい」

　職員たちは村民の生活支援など、村の復興に取り組むことになる。