イスラエル、20年ぶり新入植地の建設へ
イスラエル政府は、約20年ぶりに、ヨルダン川西岸に新たな入植地を建設することを決めた。
イスラエルのネタニヤフ首相は先月30日、ヨルダン川西岸の占領地に新たにユダヤ人向けの入植地を建設することを決めたと発表した。イスラエル政府はこれまでにある入植地で住宅の建設を進めるなど、入植活動を拡大してきたが、地元メディアによると、新たな入植地の建設を決めたのは約20年ぶり。
イスラエルの入植活動をめぐっては、「親イスラエル」とされるアメリカのトランプ大統領も、ネタニヤフ首相に対して自制を求めていた。
今回の決定にパレスチナ側や国連は強く反発していて、停滞する中東和平交渉の再開はさらに困難になるものとみられる。