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米・GDP上方修正など受けダウ69ドル高

2017年3月31日 7:31

 30日のアメリカ・ニューヨーク株式市場で、アメリカのGDPの上昇修正や原油の先物価格の上昇などを受けてダウ平均株価は70ドル近く値を上げた。

 30日のニューヨーク株式市場でダウ平均株価は前の日の終値から69ドル17セント値を上げ、2万728ドル49セントで取引を終えた。またハイテク株が中心のナスダック総合指数は16.80ポイント上げて5914.34と、過去最高値を更新した。

 この日は、去年10月から12月期のアメリカのGDP(=実質国内総生産)の確定値が発表され、市場予想を上回る前期比「2.1%増加」と上方修正された。中でも個人消費は堅調で、アメリカ経済の力強さが改めて示されたことで「小売り」など買いが優勢となった。また、原油の先物価格が上昇したことを受けエネルギー関連株も買われた。

 市場関係者は「アメリカの景気回復への期待感はさらに強まったが、引き続きトランプ政権の政策には神経をとがらせている」と話している。