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関与疑われる3人、北朝鮮大使館外に移動

2017年3月29日 12:38

 北朝鮮の金正男氏殺害事件で、関与が疑われる北朝鮮大使館の二等書記官ら3人が、潜伏先の大使館から別の場所に移ったことがわかった。協議がまとまり次第、マレーシアから出国する見通し。

 重要参考人のヒョン・クァンソン二等書記官、高麗航空職員のキム・ウギル氏、北朝鮮国籍のジャン・ソンチョル氏の3人は、事件後、北朝鮮大使館内に潜伏していたが、今週に入って別の場所に移動していた。

 マレーシア当局の関係者によると、事情聴取の後、キム・ウギル氏への逮捕状が取り下げられ、3人全員が大使館からホテルに移ったという。マレーシアと北朝鮮両政府は、この北朝鮮の3人と、平壌で事実上の人質となっているマレーシア人9人を引き換えることで合意していて、3人は大詰めを迎えている協議がまとまり次第、北朝鮮へ戻る見通し。