特定秘密保護法の運用を監視する衆議院の情報監視審査会は、特定秘密指定にあたり厳格な審査を求める報告書をまとめ、大島議長に提出した。

　審査会が２０１５年末までに指定された４４３件の特定秘密について調査した結果、１６６件で秘密の内容を記した行政文書が存在しないことが明らかとなった。審査会は、厳格な審査を求めた上で、４４３件のうち９件の特定秘密が解除されたことを明らかにした。

　また、審査会は国家安全保障会議における４大臣の議論の情報開示のあり方についても今後、検討を続けるという。