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NYダウ 5年8か月ぶり8営業日続落

2017年3月28日 7:20

 27日のアメリカ・ニューヨーク株式市場はトランプ政権の政策への失望感などから45ドルあまり値を下げた。8営業日続落は5年8か月ぶりとなる。

 27日のニューヨーク株式市場でダウ平均株価は前の週の終値に比べて45ドル74セント値を下げ、2万550ドル98セントで取引を終えた。一方、ハイテク株が中心のナスダック総合指数は11.63ポイント上げ5840.37だった。

 この日はトランプ大統領が先週、いわゆる「オバマケア」の代替法案の採決を直前で取り下げた影響で政策への不透明感が広がり、売り注文が広がった。一時180ドルあまり大きく値を下げたがその後、買い戻しの動きが入り45ドルあまり値を下げて取引を終えた。これで8営業日続落となり2011年7月以来約5年8か月ぶりとなる。個別銘柄ではゴールドマン・サックスなど金融株の下げが目立っている。

 市場関係者は「今週、税制改革の議論が本格化する。オバマケア代替法案の対応でつまずいたトランプ政権が実際に減税対策などを実行できるかに市場は注目している」と話している。