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朴槿恵前大統領 30日午前に裁判所出頭へ

2017年3月27日 17:18

 韓国の検察は27日、友人の崔順実被告による国政介入事件で罷免された朴槿恵前大統領の逮捕状を請求した。これを受け裁判所は、朴前大統領に30日午前の出頭を要請した。

 検察は21日に朴氏を事情聴取し検討を続けてきたが、27日午前11時半頃、逮捕状の請求に踏み切った。検察は朴氏について「大統領の地位と権限を利用して企業から金品を受け取るなど権力を乱用し、公務上の秘密も漏えいするなど事案が極めて重大」とした上で「多くの容疑について否認し証拠隠滅の恐れがある」と指摘。また、「共犯や賄賂を贈った人間が逮捕されているのに朴氏の逮捕状を請求しないのは公平性に反する」とした。

 朴氏は30日午前10時半に裁判所に出頭し、逮捕が妥当かどうか審査を受ける。請求が認められればその場で逮捕状が執行される。

 これまでの捜査で、朴氏には崔被告と共謀してサムスングループから巨額の賄賂を受け取った収賄など13件の容疑がもたれている。