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“同居で孤食”の男性 死亡リスク1.5倍

2017年3月27日 16:06
“同居で孤食”の男性 死亡リスク1.5倍

 家族と住んでいるにもかかわらず、1人で食事をする高齢男性の死亡リスクが、家族と食事をする男性に比べ約1.5倍に上ることが、東京医科歯科大学などの調査で分かった。

 これは、東京医科歯科大学などの研究チームが、65歳以上の約3万3100人の男性を対象に3年間にわたり追跡調査をおこなったもの。

 独り暮らしで食事も1人でする男性の死亡リスクは、家族と食事をする男性に比べ約1.2倍だったが、家族と暮らしていても1人で食事をする男性の場合、死亡リスクは約1.5倍に上ることが分かった。

 家族と同居しながら1人で食事している人は家族とのトラブルを抱え、自殺に追い込まれるケースもあるとみられ、研究チームは、高齢者が誰かと食事ができる機会をつくることが健康の維持に必要だと話している。