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幻の宝刀「蛍丸」復元へ 刀匠が刻字を披露

2017年3月27日 14:38
幻の宝刀「蛍丸」復元へ 刀匠が刻字を披露

 阿蘇神社の幻の宝刀「蛍丸」の復元に取り組んでいる刀匠が、大太刀に刻字する作業を披露した。

 熊本・阿蘇市の阿蘇神社で刻字作業を公開したのは、「蛍丸」の復元に取り組んでいる、刀匠の福留裕晃さんと興梠房興さん。本物の「蛍丸」に刻まれていた通り、「不動明王」を意味する梵字(ぼんじ)や装飾を慎重に刻み込んでいた。テントの周りには作業を一目見ようと全国から刀剣ファンの女性らが集まり、熱心に見守っていた。

 また、阿蘇神社の復旧費用を呼びかける募金箱も設けられ、募金した人には刀匠が名前を刻んだストラップがプレゼントされた。

 復元された「蛍丸」の奉納は6月中旬の予定。