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【森友問題】野党側は追及も…姿勢問う声

2017年3月27日 18:16
【森友問題】野党側は追及も…姿勢問う声

 森友学園の問題は今後、どうなっていくのか?国会記者会館の青山和弘記者に聞く。

■野党側の対応は

 野党側は引き続き昭恵夫人の証人喚問など真相究明を強く求めていく方針。

 民進党・野田幹事長「とても幕を引ける状況ではない。局面を打開するためには、やはり関係者を国会の場に呼んでしっかりお話を聞くということを、これからやっていかなければいけないだろうというふうに思います」

 国会ではまもなく参議院本会議で来年度予算案が成立する。そうなると安倍首相が委員会に出席する機会は少なくなるが、野党側はあらゆる委員会で森友問題を追及する方針。ただ、民進党内からも「国会が森友問題ばかりでいいのか」という声も上がっていて、野党の姿勢も問われることになる。

■一方、政府・与党の対応は

 政府・与党は証人喚問などには応じず、問題の幕引きを図っていく考え。昭恵夫人の証人喚問は「夫人が不正や犯罪に関わったわけではない」として応じない考え。首相周辺は「これ以上ネタを提供して盛り上げる必要はない」と話している。

 ただ、籠池理事長が新たな主張をするなど展開があれば対応を求められることになり、先行きは不透明だ。

 こうした中、与野党双方から問題の収拾がつかなければ安倍首相が解散に踏み切るのでは、との臆測も流れている。しかし、官邸関係者は「そこまで追い込まれてはいないし、解散は意味がない」と否定的だ。