４人が死亡、５０人が負傷したイギリス・ロンドンのテロで事件に関連して拘束された１１人のうち、２５日までに１０人が釈放された。ロンドン警視庁は計画の段階から単独での犯行だったとの見方を強めている。

　今回のテロ事件に関連して警察はロンドンやバーミンガムなどでテロに関与した疑いで計１１人の男女を拘束したが、２５日までに１０人が釈放された。共犯者の有無が焦点だが、ロンドン警視庁はハリド・マスード容疑者が１人で犯行を計画し、実行したとの見方を強めている。

　ただ、容疑者本人が死亡していることからロンドン警視庁は「動機が解明されない可能性も受け入れなければならない」と捜査に手詰まり感があることを認めていて、市民に対してさらなる情報提供を呼び掛けている。