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米空爆で市民ら130人死亡か イラク

2017年3月26日 16:57

 過激派組織「イスラム国」のイラクでの最大拠点、モスルの奪還作戦が続く中、空爆によるとみられる爆発で市民ら少なくとも130人が死亡した。アメリカ国防総省は、この地域でアメリカの主導する有志連合による空爆が行われていたと認めた。

 地元メディアが23日に伝えたところによると、イラクのモスルで空爆によるものとみられる爆発があり、市民ら130人から200人が死亡したという。国連のイラク支援担当者は「多くの市民が犠牲になったとの報告を受けている」とした上で深い懸念を示している。

 これについて、アメリカの国防総省は「イラク軍の要請で『イスラム国』に対して行った空爆の場所と市民が犠牲になった疑いのある場所が一致する」とのコメントを発表し、戦闘員ではない市民に犠牲者が出た可能性を認めた。