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プーチン政権批判の元議員、射殺される

2017年3月24日 2:16

 ウクライナの首都キエフで23日、ロシアの元議員が射殺された。元議員は去年、ウクライナに移住したあと、プーチン政権を批判していた。

 ウクライナの警察によると、ロシアの下院議員だったボロネンコフ氏が23日、キエフの中心部で男から銃撃を受けて死亡した。また、銃撃した男の方も、ボロネンコフ氏のボディーガードに撃たれ、死亡した。

 ロシアメディアによると、男はウクライナの身分証を所持していたということだが、詳しいことは明らかになっていない。

 地元警察は、男が何者かの依頼を受け犯行に及んだとの見方を示している。

 ボロネンコフ氏は、ロシアで詐欺の疑惑がもたれて、去年、ウクライナに移住。その後は、ロシアによるクリミアの編入など、プーチン政権を批判していた。

 ウクライナのポロシェンコ大統領は、「ロシアによる国家的なテロ」と主張しているが、ロシアの大統領報道官は反発し、関与を否定している。