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「敵基地攻撃能力」保持検討…自民が提言へ

2017年3月23日 0:52

 北朝鮮による相次ぐミサイル発射を踏まえ、自民党のミサイル防衛に関する検討チームは会合を開き、「敵基地攻撃能力」の保持の検討などを盛り込んだ政府への提言をまとめる方針を確認した。

 自民党のミサイル防衛に関する検討チームは、ミサイル攻撃などを受ける前に自衛のため相手国の基地を攻撃する「敵基地攻撃能力」について、議論を重ねてきた。

 22日に開かれた最終会合で、検討チームは、ミサイル攻撃への抑止力を強化するため、敵基地攻撃能力の保持について検討を始め、すみやかに結論を出すよう政府に提言する方向で一致した。

 また、アメリカ軍の最新式の迎撃ミサイルシステム「THAAD」など新たな装備品を導入するかについては、具体的な名前は明記せず、ミサイルへの対処能力の向上を求める方向。

 自民党は、提言の内容を週明けにとりまとめ、今月中に政府へ提出する方針。