徳島県鳴門市に巣をつくっているコウノトリのペアについて、徳島県は２２日、「ヒナが誕生したと推定される」と発表した。

　コウノトリのペアは、先月から卵を抱く姿が見られるようになった。そしてここ数日、エサを吐き出す様子が見られるようになった。

　これは、ヒナが誕生した時にエサを与える行動とみられることから、県は、「ヒナが誕生したものと推定した」と発表した。

　兵庫県豊岡市周辺を除く地域での野生のコウノトリのヒナ誕生は、全国で初めてとなる。ヒナの姿はまだ見られないが、関係者は「巣から４００メートル以上離れて見守ってほしい」と呼びかけている。