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正男氏殺害 別の北朝鮮国籍の男も関与か

2017年3月18日 11:52

 北朝鮮の金正男氏がマレーシアで殺害された事件で、現地メディアは18日、新たな北朝鮮国籍の男が事件に関わっている疑いがあると報じた。

 この事件で警察は、国外に逃亡した4人を含む7人の北朝鮮国籍の男の行方を追っている。現地メディアの「ストレーツタイムズ」紙は18日付で、捜査当局が、この7人以外に北朝鮮国籍の男が事件に関与した可能性があるとして捜査していると報じた。

 現地メディアはチャン・ナムウンと名乗る30代の男だとしている。この人物は防犯カメラに映るキャリーバッグを引く白いシャツの男とみられ、正男氏が襲われる瞬間を確認するような様子のほか、犯行直後のフォン被告ともすれ違う様子が映っている。男は事件後、別の容疑者とともにカンボジアなどを経由して北朝鮮に戻ったと伝えられている。

 また、正男氏が襲われた後に向かった空港内のクリニックをのぞき込んでいる別の男の姿も捉えられていて、警察はこの男についても調べているという。