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シリア空爆で“46人死亡”…米軍の誤爆か

2017年3月18日 8:14

 内戦が続くシリア北部の村で16日、モスクが空爆され、市民ら少なくとも46人が死亡した。アメリカ軍による誤爆の可能性が指摘されている。

 イギリスに拠点を置くシリア人権監視団によると、北部アレッポ近郊の村で16日、モスクが空爆された。少なくとも46人が死亡し、その多くは礼拝に訪れていた市民だという。ロイター通信などは、アメリカ軍が誤って空爆した可能性を指摘する反体制派の話を伝えている。

 一方、アメリカ中央軍などは16日、標的にしたのは国際テロ組織アルカイダの幹部の集会で、「モスクは攻撃していない」と発表し、誤爆を否定した。さらに、空爆直後に上空から撮影された写真を公開し、「モスクが被害を受けたようには見えない」「民間人の死傷者はいないと評価している」と主張した。