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豊洲・地下水 再調査でも有害物質が基準超

2017年3月18日 20:40
豊洲・地下水 再調査でも有害物質が基準超

 豊洲市場の地下水モニタリングについて、専門家会議が行った再調査でも環境基準を超えるベンゼンなどが検出されたことが分かった。

 豊洲市場の地下水モニタリング調査では、今年1月に公表された9回目の結果で、最大で環境基準の79倍となるベンゼンなどの有害物質が複数箇所で検出されたが、8回目までの結果に比べ、急激に数値が上昇したことから、専門家会議が再調査を行っていた。

 その結果、再調査が行われた29地点のうち複数のポイントで、環境基準を超えるベンゼンとシアンが検出されたことが分かった。濃度は9回目を上回る数値だということで、19日行われる専門家会議で安全性について評価される。

 小池知事はこの評価を待って、移転の判断をすることになるが、平田座長はこれまで、「地上への問題は生じない。地上と地下は分けて考えるべき」との認識を示している。