イタリアのエトナ山が１６日に噴火し、観光客ら１０人がケガをした。その瞬間をテレビカメラがとらえていた。

　当時、エトナ山で取材中だったイギリスのＢＢＣテレビが撮影した映像には、爆発音とともに、白い噴煙がたちのぼる様子が映っている。噴火は突然起き、噴石があたり一面に飛び、高温の水蒸気に包まれたという。

　ＡＰ通信などによると、観光客を含む１０人がやけどなどケガをした。噴火当時、現場にいた火山の専門家は、この３０年で最も危険な状態だったと話しているという。エトナ山はヨーロッパ最大の活火山で、先月から噴火を繰り返している。